初めて納品したホームページ【WordPress移行編】

完成間近での方針転換

こんばんは、ちまです。

前回のお問い合わせフォーム編に続いて、今回は焼き鳥屋さん「池下一鳥目」のホームページ制作でもう一つの山だった「完成間近での作り直し」の話です。動的サイトとして仕上げの手前まで来ていたところで、オーナーさんからの要望を受けてWordPressに作り直すことになりました。ここから、思わぬ形でポートフォリオが充実することにもなります。

「あと少しで完成」の頃に出た要望

動的サイトの外観がかなり形になってきた頃、オーナーさんからこう言われました。

「店の人が自分で更新できるようにしてほしい」

素直な感想は、「当初からWordPress用に作成していればよかったな〜」でした(笑)ただ、移行作業を経験できたことで学ぶこともたくさんあり、今後の制作の際は「クライアント自身で更新したい部分があるかどうか」を最初に確認するようにしようと決意しました。新しいことに挑戦すると壁にブツかることが増えますが、その分学ぶことも多いですね。

CMS(コンテンツ管理システム)についてはクライアントから「WordPressとか」と例として名前が挙がった程度で、明確な指定があったわけではありません。ただ、私自身このブログでWordPressを使っていたので、じゃあWordPressで行こうかとすぐに決まりました。とはいえ私自身はWordPressで案件を作った経験がなかったので、「本当にできるのかな」という不安は正直ありました。

日曜日の集中作業

WordPress版の骨組みを立ち上げたのは、2026年4月5日の日曜日でした。git履歴(作業の記録)を見返すと、この一日で12個ものコミットが積み上がっていて、夜21時頃にも更新の履歴がありました。やり始めると切りのいいところまでやりたいタイプなので、休みの日ということもあり朝から夜まで没頭していた感じですね(笑)

この日にやったのは、大きく分けて3つです。

1つ目は、WordPress用のファイル構成に作り直すこと。動的サイト版では1ページ1ファイルで完結していましたが、WordPressでは「テーマ」という単位でファイルをまとめる決まりがあるので、その形に沿ってフォルダやファイルを組み直しました。

2つ目は、ヘッダーとフッターを専用ファイル(header.phpとfooter.php)に分離すること。動的サイトでは各ページの中に書き込んでいた共通部分を、WordPressのルールに従って独立したファイルにまとめました。1ヶ所直せば全ページに反映される、という仕組みです。

3つ目は、WordPress用の関数への書き換えです。画像の場所を指定する部分や、他のページへのリンクを作る部分などを、WordPressが用意している関数(get_template_directory_uriや、home_urlなど)に置き換えていきました。これをやっておくと、サイトのURLが変わっても壊れない、という長所があります。

ちょうどClaude CodeというAIエージェントを使い始めた時期だったので、「WordPressの場合はどう書くのが正解か」を聞きながら進められたのは大きかったです。

思ったよりスムーズだった

覚悟していたよりは、作業はスムーズに進みました。完全な作り直しではなくて、動的サイト版でベースができていたので、それをWordPress用に整えていくイメージで進められたからです。

HTMLとCSSはほとんどそのまま流用できました。書き換えが必要だったのは、あくまでWordPress固有のところ(先ほどの関数への置き換えや、テンプレートの分割ルールなど)。ゼロから作るのに比べれば、負担はぐっと軽かったです。

WordPress固有の書き方についても、Claude Codeに聞けば教えてくれるし、そのままコードにも反映してくれる。「移行=大変」というイメージがあったので、思ったよりスムーズに骨組みが立ち上がったのは、良い意味で拍子抜けでした。

必要なくなったサイトを完成させた理由

ここが今回の記事で一番伝えたい話です。

WordPressに切り替えることを決めた時点で、動的サイト版はまだ完成前でした。普通に考えれば、WordPress版だけを仕上げてクライアントに納品すれば、それで案件としては完了です。動的サイトの残りは、正直やらなくてもよかった作業です。

でも私は、動的サイトの方も同じ見た目になるまで最後まで仕上げることにしました。

理由は2つあります。1つは、ポートフォリオに載せる時に「動的サイトもWordPressも両方作れる人です」とアピールできるからです。私は今、Web制作で仕事をもらうために自分を売り込む段階なので、実績が多いに越したことがありません。せっかく途中まで作ったなら、両版とも完成させた方が使えるコマが増えます。

もう1つは、単純に、作りかけのまま放置するのが性に合わなかったからです(笑)ここまで作ったんだから最後までやり切りたい、というだけの理由です。

そんなわけで、4月からWordPress版に着手した後も、5月まで動的サイト版を並行で触っていました。git履歴を見返すと、両方のリポジトリに同じ時期のコミットが交互に残っていて、あの頃の慌ただしさを思い出します。

クライアント案件+自分の学び

振り返ると、この完成間近の方針転換が一番良い経験になりました。オーナーさんの要望を叶えつつ、自分にとってはWordPress案件の初経験、しかもポートフォリオが1つ分増えるおまけ付き。当初は不安がありましたが、完成した後で思えばやれて良かったです。

次回は、公開直前にやった仕上げの話を書く予定です。404ページ(見つからないページを開いた時のエラー画面)を用意したり、画像を軽くしたり、SEOのために細かい調整をしたり。「作り終わった」と「公開できる」の間には、意外とやることがたくさんあるんだ、という気づきの話です。

それでは、また次回〜

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