見た目が完成したら終わりではなかった
こんばんは、ちまです。
前回のWordPress移行編に続いて、今回は焼き鳥屋さん「池下一鳥目」のホームページ制作で、実は一番地味だけど大事だった「公開前の仕上げ」の話です。
WordPress版に切り替えて、見た目もほぼ整った頃、「もう完成したも同然」くらいの気持ちでいました。ところが実際には、そこから公開までの間にもう一山ありました(笑)今日はその話を書いていきます。
総評→修正→総評のループ
仕上げの作業を始めるとき、まず私がやったのは、Claude Codeというツール(AIエージェント)に「全体の総評をお願いします」と頼むことでした。
すると、改善点や気になる点をずらっと指摘してくれます。それを1つずつ潰していって、ある程度直したらもう一度総評をお願いする。すると「前回対応できていないもの」「新しく気づいたこと」がまた挙がってきます。それをまた潰す。この繰り返しでした。
指摘の中には「これは絶対直した方がいい」というものもあれば、「余裕があればやったほうがいい」というレベルのものもあります。前者は淡々と潰していきましたが、後者については、案件の性格や納期を考えて自分で「今回はやる/やらない」を判断していきました。指摘内容は全て対応が必要という訳ではなく、制作物によっては対応しない方が良いものもありました。
このやり方が良かったのは、「自分では気づけないことに気づける」ところです。1人でチェックしていたら、見落としていたであろう指摘がたくさんありました。
知ってたこと、知らなかったこと
指摘の中には、「あー、それね」と知っていたものもあれば、「そんな概念があるんだ」と初めて知るものもありました。
SEO対策(検索エンジンで見つけてもらいやすくする工夫)の一環として、「ページの内容とタグの整合性」や「サイトの表示速度」が重要だ、というのは知識としてありました。特に表示速度は、遅いとユーザーが離れてしまいやすいことも、Googleが速度をランキング要素にしていることも、事前に学んでいたことです。
一方で、「ミニファイ」という言葉は初耳でした。ミニファイというのは、プログラムのコードから無駄な空白や改行を削って、ファイルを軽くする作業のことです。人間が読むには改行や空白があった方が分かりやすいのですが、機械にとってはあってもなくても動きは同じ。ないほうがファイルが軽くなって、サイトが速く表示される、という理屈です。
こういう「知らないことは、知らないという自覚すらない」という経験が仕上げ作業では何度もありました。AIに指摘してもらえるありがたさを、しみじみ感じた瞬間です。
画像88枚を、1枚ずつ手動で変換した話
指摘の中で特に印象に残っているのが、画像の軽量化です。
サイト内で使う画像は、AVIF(アヴィフ)という新しい形式に変換することにしました。AVIFはJPEGやPNGといった従来の形式より、ずっと軽く画像を保存できる形式です。表示速度に直結するので、対応する価値はメチャクチャあります。
問題は、対象の画像が88枚あったことです。
今の私なら「じゃあ変換ツールを作るか、Claude Codeにスクリプトを書いてもらうか」と考えるところですが、当時はまだそこまでの余裕も技量もありませんでした。画像変換にはSquoosh(スクゥーシュ)というブラウザで使える画像変換ツールを使用したのですが、当時、Claude Codeに画像そのものを渡して変換をお願いすると、画像ファイルの直接アップロードには対応していないと断られてしまいました。結局、1枚ずつ手動で変換することになり、ドラッグ&ドロップして、変換して、保存してを88回繰り返しました(笑)
AIを使えば何でも一瞬で終わる、というイメージを持たれがちですが、実際にはこういう泥臭い手作業が残る場合があります。「AI時代でも汗をかく作業はある」というのは、この時に肌で理解しました。
気づいたら終わってた1日
これだけの仕上げ作業ですが、実は1日で片付けていました。
git履歴(作業の記録)を見返すと、2026年4月16日にドンと大きな更新が入っています。「404ページ・画像最適化・セッション管理・CSS/JSミニファイ対応」という、盛りだくさんの内容が1つのコミットにまとまっています。
体感としては「気づいたら終わってた」というのが正直なところです。AIとの反復のリズムが良くて、指摘→対応→次の指摘、というテンポで進めていたら、時計を見た時には一通り片付いていました。手作業のAVIF変換もこの日のうちに済ませていたはずなので、我ながらよく手が動いた1日だったなと思います。
仕上げが本編と同じくらい重い
振り返って一番強く思うのは、「作り終わった」と「公開できる」の間には、本編と同じくらいのボリュームがあるということです。見た目が完成した時点で、私は完成率90%くらいの気持ちでいましたが、実際にはそこからが残り半分くらいの作業量でした(笑)
しかも仕上げ作業は、地味で目に見えづらいものが多いです。ミニファイをしても見た目は変わらないし、AVIFに変えても写真は同じに見えます。でも、こういう1つ1つの積み重ねが、サイトの品質を底上げしているんだと、身をもって知りました。
次回はいよいよシリーズ最終回、SEO対策編を書く予定です。今回もSEOの話は少し出ましたが、次回はもっと具体的に、見出しの構造やロゴの扱いなど、実際にやったSEO対策の話をまとめる予定です。
それでは、また次回〜

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